突然ですが、あなたの字は美しいでしょうか?
今の時代、手書きで文字を書く機会はとても少なく、字を書く必要性を感じないことも多々あります。仕事上の書類は全部PCだし、連絡事項だってメールやチャットで済ませられる。学校関係の連絡もオンラインで完結。自宅にいてもスマホやタブレットでほとんどのことはできちゃいます。「別に今さら字を綺麗にしなくたっていいかな・・・」という気にさせられちゃいますよね。
でもね、字が綺麗だと思いのほかトクすることがあったりします。幼少期から書道を始めて高校生で師範代となり、子どもたちに習字を教えてきた私kiricoが、スキマ時間を有効活用してちょっとだけ日常生活をレベルアップするために使える無料サイトや方法をご紹介します。
![](https://kiriblo2022.com/wp-content/uploads/2023/01/PKU4141334PAR58313_TP_V4.jpg)
「手書き」なくして生活することは難しい
デジタル全盛期の今、まだまだ字を書く機会はゼロではありません。ちょっといいアイディアを思いついたとき、スマホを持ち上げてアプリを開き、いざ入力しようと言う段になって、「…あれ?何を思いついたんだっけ?」とアイディアがしぼんでしまったりすることもあるでしょう。そこにあるメモと鉛筆でさっと手書きする方が早い時もあります。スマホに搭載のAIに話してメモしてもらうのも今どきのやり方ではありますが、ニュアンスの変換や誤字など、まだまだ完璧とはいいがたいですよね。冠婚葬祭での芳名帳の記入、子どもの連絡帳、ちょっとしたお礼に添えるメモを書くときなど、「字がきれいだったらよかった・・・」と思ったことのある人も多いのではないでしょうか。
また「字を書かない」弊害はあちこちに潜んでいます。スマホ変換機能に頼りっきりで、小学校で習ったはずの漢字すら思い出せない・・・なんて経験、ありませんか?それに、たまにしか字を書かないことで、ますます美文字から遠ざかっていくという悪循環を感じている人も多いはず。
字が綺麗だというだけで得をする
字が汚いよりは綺麗な方が絶対にいい、というのは誰しもがわかっていること。
私は人前で字を書いたときには必ずと言っていいほど「達筆」「羨ましい」「私も子供の時に字を習っておけば良かった」などと反応されます。実際に、綺麗に書けるというだけで得することも多くありました。初対面の人に、綺麗な字を書く人の印象を聞くと・・・
- 賢く見える
- 常識があるように見える
- 品がよく見える
- 誠実に見える
- (たとえ嘘でも)本当のことのように見える
・・・などなど。字が綺麗だというだけで、勝手に良い先入観を持ってくれて好感度がアップしちゃうんですね。これだけで、かなり人生得していると言えるんじゃないでしょうか。
「上手な字」を書く必要はない
整った字を書ける私でも、買物メモや覚書など自分用のメモに殴り書きするときは、あとで読み返すのも難しいくらい、雑に書くこともしばしばです。だって綺麗な字を書くには相応の時間がかかるから。人様に読んでいただくものを書く前提のときとは丁寧さが違います。
実は「字が上手」であることと「字が綺麗」であることは別のことなんです。上手な字を書く必要はない。要は「丁寧に書くという努力によって、人に読んでもらう配慮ができるかどうか」。それはすなわち「丁寧に見える書き方をしているかどうか」なんです。
そう。綺麗かそうでないかはあくまでも主観によるものなので、「綺麗に見えること」を意識して書けばいいのです。実は、「字が下手」でも「字が綺麗」に見えるように書くコツがあるんです。
- 縦書きなら中心の線を揃える、横書きなら中心もしくは下線に揃える
- 漢字を大きく、ひらがなを小さめに
- 文字の形を考えて書く
などなど。
それを習得するのには、やっぱり練習が一番です。
スキマ時間に!10分ペン習字のススメ
「わかってるけど、仕事が忙しくて字を習う時間なんてない」
「子どもがまだ小さくて習い事になんて行けない」
「行動範囲に習える教室がない」
「自分のことにお金をかける余裕もない」
ですよね。わかります。現代人の我々、とっても忙しいですもの。
でも、その力を身につけるために、まずは一日10分だけ、時間をとってみませんか。
ちゃんとした教室に通わなくてもいいんです。朝の10分、寝る前の10分、どこかで時間を捻りだす。食卓をちょっと片づけて、あるいはキッチンの作業台で立ったままでもできちゃいます。
さぁ始めよう!と思っても、教室を探したり通信教材を探したりするのは大変。このサイトにたどり着いたあなたなら「はじめの一歩」を踏み出したも同然です。この流れでさくっと始めちゃいましょう。
思い立ったときが始めどき!インターネットで今すぐ使えるお勧めな無料教材
一言でペン習字、と言っても、始めはどこから手をつけていいかわからないですよね。たくさんあり過ぎても迷ってしまいます。ここでは、インターネットで今すぐ無料で使える、厳選したサイトを紹介します。
ペン字の味方
「ペン字のことならここ!」というくらい、有名どころの「ペン字の味方」。
ひらがな練習用紙・いろは仮名練習用紙・カタカナ練習用紙・漢字(級別)・名言・格言・都道府県などなど、ペン字の練習をするのには何でもそろうサイトです。教材を一巡するくらいには、美文字のコツがきっと習得できるはず。
引用:ペン字の味方
ペン字のお手本変換ツール
こちらは、サイト上で文字を入れるとその場で美しいお手本が表示されます。今書きたい字の形がうまく取れない時など、便利!ひらがな・カタカナのお手本や、ペン字だけでなく、名字のランキングなどもあり、実用性抜群。習字のお手本変換ツールでは筆文字のお手本を見ることもできます。印刷も可能なので手元に置いて繰り返し練習できます。
引用:ペン字(ひらがな/カタカナ/漢字)練習お手本サイト
独学がツライ・・・そんなときには通信教育もアリ
もし自分でやるだけでは物足りない、一人でコツコツは辛い、評価してもらいたい・・・と感じるようだったら、通信教育もお勧めです。毎月の出品された作品に対して、評価してもらったり、実力認定試験があったり。やる気も変わってきます。
日本習字
引用:日本習字
まとめ
気軽に使えるインターネットサイトを紹介しましたが、実は、100均の商品にも初心者向けの教材があるんです。100均とは思えないクオリティ!はじめの一歩を踏み出すには十分です。Daisoやseriaなど、もし足を運ぶことがあれば覗いてみてくださいね。まずは手に取って始めて見ることが大事。一日10分の繰り返しが実を結ぶ時が、必ずきます!美文字目指して、頑張りましょう☆