PTA保険は加入するべき?子供が学校からパンフをもらってきたら

新学期に学校から「PTA保険」のパンフレットが配られたんだけど、これって入らないといけないの?

加入するかどうかは任意。
絶対入らなきゃいけないわけじゃないよ。

みんなはどうしてるのかな?
入ったほうがいいのかな?

周りに合わせるんじゃなくて、家庭で加入済みの保険の内容と補償がかぶらないように確認することがコツだよ!

「PTA保険」「こども総合保険」「小中学生総合保障制度」とも呼ばれるこの保険、年度末や新学期になると学校でパンフレットが配られることがあります。ママ友に相談しても、入る人と入らない人がいて、どうすればいいか悩む人も多いこの保険。

保険の解説サイトは数あれど、難しすぎてよくわからない・・・そんな方はこの記事を読んで「PTA保険に入るべき?」というお悩みをサクッと解決しちゃいましょう!

目次

そもそも「PTA保険」ってどんなもの?

PTA保険の正体は「こども総合保険」

パンフレットを見てみると、「PTA保険」「こども総合保険」「小中学生総合保障制度」などと記載があります。

保険会社によって名称は変わるものの、内容はほぼ同じ。学校を通して団体で加入するため割引が適用となるのがポイントで、子どものために必要であろう保険がセットになっている保険です。特約(オプション)を含め、いろいろな手厚い補償がついていることも。

年間保険料は1万円程度から補償に応じて段階的に設定されていることが多いよう。月に換算すると1000円弱ですね。

「総合保険」のセット内容(例)
  • 傷害保険
  • 個人賠償責任保険
  • 携行品損害
  • 育英費用
  • 疾病入院・手術
  • 被害事故補償

それぞれの補償内容は?

傷害保険

登下校中や学校内外での事故、ケガによる入院や手術を行った場合、またそれによる死亡や後遺障害が生じた場合の補償。

例:階段から落ちて骨折した、自転車に乗っていて転んでケガをした、部活動中に捻挫したなど

個人賠償責任保険

他人にケガをさせてしまったり物を壊してしまったりと、法律上の損害賠償責任が発生した場合の補償。

例:自宅前でボールを蹴ったら隣家の窓を割ってしまった、自転車で駐車中の車に接触し傷をつけてしまった、子供が友達と鬼ごっこをしていて転ばせてケガを負わせてしまった、買い物に行った際に不注意から商品を壊してしまった、飼い犬の散歩中に通行人にかみついてケガを負わせてしまったなど

育英費用

親権者・扶養者が事故などにより死亡または重度後遺障害を被った場合の補償。

携行品損害保険

旅行中に携行品が破損や盗難などの事故により損害を被った場合の補償。

疾病入院・手術保険

病気により入院・手術を行った場合の補償。

被害事故補償

もらい事故。自分には過失責任が無く、被害者となった場合の補償。

「PTA保険」、入るかどうかの判断基準

この保険への加入義務はありません。学校からパンフレットが配られてきたからと、必ずしも加入する必要はないのです。

「ではいったいどうすればいいの?」と悩んだら、ママ友に相談するのではなく、家庭で入っている保険と内容が重複していないか、確認してみることをお勧めします。

家庭によって、状況が異なるからです。

ほかの保険と重複していないかを確認する

まずは家族が入っている保険を確認してみましょう

家族で傷害保険に加入している場合、本人以外にも親族であれば補償が受けられる場合があります。

同居していなくても、一人暮らしの学生などは対象になることも。既に加入している保険の内容を確認してみましょう。

意図せず加入済の場合も

例えば、「個人賠償責任特約」。

法律上の賠償責任を負ったときに保険金が支払われますが、別の保険や手持ちのクレジットカードなどにその特約として付加されている場合があります。

もし既に十分な補償がされているのであれば、PTA保険に入ってしまうとムダになるかもしれません。

以下をチェックしてみましょう。

  • 住宅を購入した際に加入した火災保険
  • 自動車の任意保険
  • 手持ちのクレジットカードに付帯している保険

いちいち約款を読むのは面倒・・・とお考えのあなた。

例えば、手持ちのクレジットカードの名称と「個人賠償責任特約」をWEBで検索してみると、自分の持っているクレジットカードに個人賠償責任特約が付加されているか、または付加できるかどうかがわかるのでおススメです。

こんな人は加入しなくても大丈夫!

  • 既に入っている保険で十分!と確認済みの人
  • 子どもが他人に損害を与えることはなさそうと判断できる場合
  • 地域性や行動パターンを考えると、補償を受けるケースはあり得ないと判断できる場合

まずは学校からもらってきたパンフレットに書かれている総合保険に、どの補償がセットされているか確認してみましょう。

この補償すべてが必要ないという場合、例えば他の保険で賄えることがわかっていたり、地域や行動パターン的に補償を受けるケースがあり得なかったりする場合には加入は不要と考えて問題ありません。

こんな人が加入するべき!

  • 子どもの補償がついていない保険に加入済みの人
  • あれこれ調べる時間がない人
  • 子どもの行動パターンが広がることが予想される人
  • 子どもが他人に損害を与えてしまうことが不安な人
  • 外出中によくモノを壊す人

子どもの補償がついていない保険に加入済みの人

両親は生命保険や医療保険に加入していても、子どもは対象になっていないケースも多いようです。まずは現在加入済みの保険の内容を確認しましょう。

あれこれ調べる時間がない人

実は学校での団体契約よりも割安な保険は多数存在します。わかっていても、自分で調べて契約をするのは面倒という人は多いはず。そうこうしているうちに転んでケガをし、「保険に入っていれば・・・」と後悔するくらいなら、まずはPTA保険に入ってしまうのも一案です。

子どもの行動パターンが広がることが予想される人

学校への通学路が変わったり、登下校方法が変わったり。進学すれば、行動パターンが広がることも大いに考えられます。自転車に乗る機会が増えれば、その分危険とも隣り合わせです。

自治体による子どもに対する医療費助成制度を使うことで、子ども自身の病気やケガの場合は無料または数百円で病院を受診することができますが、それはあくまでも子ども自身の病気やケガの場合。それだけで不安な場合、PTA保険なら個人賠償責任保険がセットされていることが多いので、安心です。

子どもが他人に損害を与えてしまうことが不安な人

例えば、友人と外で遊んだり自転車に乗ったりする機会が増えるなどで、意図せず他人に損害を与えてしまう場合があります。過去には小学生男子が自転車で通行人にぶつかり死亡させてしまった事故では、親権者に約9500万円の賠償命令が出たケースも。そのようなケースが想定される場合にはPTA保険への加入を検討してもいいかもしれません。

外出中によくモノを壊す人

携行品損害は「旅行中に携行品が破損や盗難などの事故により損害を被った場合」とありますが、ここでの「旅行中」とは自宅以外を指します。例えば公園でカメラを落として壊してしまった、病院でバッグを盗まれてしまった、外食中にスーツにワインをこぼしてしまったなど、自宅外での盗難や偶発的な事故による破損などが補償されます。会社によって条件や補償対象などが異なるため、契約前に確認が必要ですが、入っておくと安心な保険のひとつです。

加入する前に確認しておきたい注意事項

学校が対象となっているかどうか

案内をもらっても、私立の小・中学校や、学校が各県のPTA連絡協議会の会員となっていない場合はこの保険に入れないことがあります。

特に、小学校から中学校へ進学する際には進学する中学校が対象校かどうかの確認は必須になります。

補償範囲

例えば運動部に入るときに義務付けられた障害保険などは部活動中以外のケガは補償されない、自転車に特化した保険は自転車に乗っているとき以外は補償されないなどの注意点があります。加入時には必ず補償範囲を確認しましょう。

その他の選択肢も

PTA保険は学校経由なので契約自体が面倒でないことはメリットですが、「PTA保険」の補償内容のいくつかを選択したくても基本的には決められたコースの中から選ぶことしかできず、ムダが出てしまうケースも。

その場合は手持ちのクレジットカードに希望の特約だけを付帯したり、別の保険に加入したりすることを検討してみるのも一案です。

保険にはいろいろな種類があり、様々な保険の内容や金額を比較したり、調べたりするだけでもひと苦労。そんな時にはプロに聞いてみるのも最短距離なのかもしれません。今入っている保険の見直しを全部まとめて相談してみたいなら、プロであるコンサルタントが提案してくれるサービスも。ひとつの保険会社にとらわれることなく、公正中立な立場でライフスタイルに合った提案をしてくれます。

実はおなじみPaypayでも団体保険サービスを展開しています。家族全員を補償してくれる個人賠償責任保険とケガの補償をセットにした保険料は月210円。ほかにも1日から入れる保険もあり、週末にドライブやスキーの予定があったり、ケガの心配があるアウトドアのイベントがあったりする場合には重宝します。

加入手続きは本当に簡単で、いつものPaypay支払い画面から数タップ、1分で手続き完了です。支払いは手持ちのPaypay残高で払えるという手軽さに加え、PayPayポイントが付くことも人気の秘密のようです。

しっかりと自分に必要な保険だけを選択して加入したい方はもちろんのこと、じっくりと考える時間がない方や、とりあえず加入しておこうという方にもぴったりです。

まとめ

何かあってからでは遅い、保険の話。

いざという時に慌てないよう、しっかりと補償内容は確認しておきたいところです。

PTA保険には必ずしも入る必要はないけれど、今現在、子どもに対しての補償が何もない場合は入っておくと安心ですね。

また、学校からもらってくる保険のパンフレットはPTA保険の他に「スポーツ振興保険」や「子ども総合保険」などとも呼ばれるものもあります。「スポーツ振興保険」について詳しく説明している記事はこちら。

学校でのケガでいくら給付されたの?結局どの保険が一番良かったの?といった疑問が解決できる記事はこちら。実際にスポーツ振興保険を使用して〇〇〇万円給付された内訳や、支払った医療費総額との差額も載せていますので、ぜひ参考にしてくださいね!

子供の保険、気にはなっているけどどうすればいいかわからないという方は、ぜひこちらの記事を。

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この記事を書いた人

趣味はiPhoneと旅行・クルージング。日々忙しい小中学生ママのために、子育てに役立つ情報や、ママ世代が知っておきたい厳選した情報などをお伝えします。
「母」と「妻」としてだけでなく「私」の立場も大事にすることが、大切な家族を守ることにつながると信じている一児の母。

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