今さら聞けない話 ~SIM(シム)って何?誰でもわかるように解説します

今回は、SIM(シム)の話。

スマホ契約するときや機種変更するとき、必ず耳にする「SIM」。契約の時に定員さんに「SIM差しますね」って言われて、よくわからないまま「ハイ!(ニコニコ)」ってしちゃいがち。最近は、格安SIMとかeSIMとか聞いたことあるけど、違いもよくわからない。でも大丈夫!コレさえ知っておけば何とかなる情報をお伝えします。

目次

スマホ契約するときによく聞く、SIM(シム)って?

SIM(シム)カード、ってなに?

「多分だけど、スマホの中に入ってる、小さいカードでしょ?」
正解です。その認識で、大丈夫!

契約した通信会社(docomoとか、SoftBankとか、auとか)から受け取ったSIMカードのIC(金色の部分)には契約などの情報が入っていて、スマホに挿入すれば使えるようになります。スマホ本体の受け皿に合わせてカードの大きさの違いはあるけど、気にしなくてOKです。

通常はスマホ側面に小さな穴が空いていて、そこに「SIMピン」と呼ばれる1ミリ程度の棒(クリップなどで代用可)をぐっと差し込むとSIMカードをセットするトレイが出て来ます。そこに向きを合わせてSIMカードをセットすればOK。SIMカードの出し入れの際には、データ保護のため、電源を切っておくことだけ注意してくださいね。

Wikipediaによると「SIMとは、Subscriber Identity Moduleの頭文字を略したもの」であるとか、「GSMやW-CDMAなどの方式の携帯電話で使われている、加入者を識別するためのID番号が記録されたICカード」なんて書かれているけど、そんな知識、覚えなくても全然大丈夫!

Wikipediaより

SIMカードって何のためにあるの?

契約した通信会社を通しての、通信通話をするためです。

通話」って何を指すの?

電話番号を使った通話のこと。電話番号を使ったSMS(ショートメッセージサービス)もこれに含まれます。電話5分間かけ放題!などのオプションも、電話番号を使った電話のことです。LINE電話などは電話番号を使わないでしょ?なので「通話」には含まれません。

通信」って何を指すの?

通信っていうのは主にインターネットのやりとりのこと。LINEとか、Google検索、Yahoo!ニュース、マップの表示なんかもインターネット回線を使います。データの送受信には「ギガ」という単位を使います。

「ギガ」ってよく耳にするけど、いったい何?

よく聞く「ギガ」。ギガが足りなくなった!とかギガ使い過ぎ!とか、よく聞きますよね。スマホ契約するときにも「ギガはどのくらい必要ですか?」って聞かれたことないでしょうか。

これはインターネットの送受信で使われる、データ量の単位。正確には「GB(ギガバイト)」という名称です。自分の利用状況などによって0~20GBや使い放題など選べ、量に応じて金額も上がっていきます。

文章の送受信だけなら、使用されるデータ量はほんのわずかですが、スタンプや写真、動画などの送受信には膨大なデータ量が必要なこともあります。

通信状態や内容にもよるので変動はありますが、データ通信量の目安はざっくりとこんな感じ。(目安の単位に「MB」とありますが、「1GB=1000MB」と覚えておけば、おおむねOKです。「1km=1000m」と同じ感覚です。)

利用内容目安1ギガでできること
LINE音声通話 1分あたり0.3MB
ビデオ通話 1分あたり5MB
トーク 1回あたり0.002MB
40時間
3.3時間
13万回
メール一通あたり500KB2000通
Instagram5分間の閲覧 約50MB1.3時間
動画閲覧中画質(ネット動画など)1分あたり4MB
高画質(YouTubeなど)1分あたり12MG
4時間
1.5時間
ニュースサイト閲覧Yahoo!など、一般的な情報量のページ
1ページあたり0.15MB
5000ページ

ほとんどの契約は「月ごとに〇円、データ容量はひと月あたり〇ギガ使えます」のようになっています。だから動画を見過ぎた月なんかには、月末になると「ギガが足りなくなりそう~」って話題が出てきたりするのです。

自宅でインターネット回線を契約している家も多いですよね。インターネット回線があれば、パソコンやタブレット、テレビなどとケーブルをつないでインターネットが使用できます。自宅だと「Wi-Fi(ワイファイ)」を使う方も多いです。家族みんなで使えます。

「ワイファイ」ってよく耳にするけど、いったい何?

インターネット回線にケーブルを使わずに無線の電波で接続する方式を「Wi-Fi(ワイファイ)接続」といいます。今は「無制限に使っても、上限〇円!」という契約が多いようです。自宅で契約しているインターネット回線にWi-Fi接続すれば自宅の契約上のギガを消費するため、前述した通信会社との契約上のギガ消費を気にしなくてもよくなります。また、別途契約が必要になりますがインターネット回線を持ち運べる小型の「ルーター」と呼ばれる機械を持っていれば、外出先でもインターネットができちゃったりもします。

自宅だけでなく、公衆Wi-Fiと言って、自宅外でも使える場所も多々ありますが、セキュリティーの面などでの危険もあるため、わからないまま不用意に使うのは避けたほうが賢明です。

スマホからSIMカードを抜いてしまったら、どうなる?

SIMカードが入っていないと、インターネットも使えないし、電話をかけることもできません。例えば110番や119番の緊急電話や、どこかのお店の固定電話や知人の携帯電話にかけることもできません。インターネットができないということは、LINEも、検索も、ニュースを見ることもできないということ。LINEのアプリを開いて過去のトークルームを見たり友達リストを見たりすることはできるけれど、メッセージを送ったり通話をすることはでぎせん。

ただし!前述した「Wi-Fi環境」にあれば、SIMカードが差さっていなくてもLINEなどのアプリは普通に使えるんです。LINE電話やSkypeなど、アプリを使う通話も使えると思ってOKです。なぜなら、電話回線じゃなくてインターネット回線を使うから。このあたり少しややこしいですが、Wi-Fi環境にあって電話番号を必要としないのであれば、SIMカードがなくてもスマホを使うことはできます。

例えば家にWi-Fi環境があれば、契約解除済みでSIMカードを返却してしまっても、今まで使っていたスマホを使うことができます。「契約解除したのにWi-Fi環境でコソコソと使うのは気が引ける」と言う知人がいましたが、それは悪いことでもなんでもないんです。自分の端末で自宅の回線を使用しているのですから。堂々と使いましょう。

我が家では自宅専用機として機種変更前の端末をWi-Fi接続し、LINEなど連絡用に使っていました。留守番中の小学生でも、LINEのビデオ通話などは顔を見ながら話せるので安心です。

最近、eSIM(イーシム)って聞くけど、何それ?

eSIMは、カード形式ではなく、スマホに内蔵された本体一体型のSIMのこと。eSIMの“e”は“embedded(組み込み型) ”の頭文字です。使える機種は限られますが、スマホにカードを抜き差しすることなく設定だけで使えるもの。SIMカードと併用できる機種も多いため、2回線を同時に持つこともできます。オンラインで契約が完結できるので、家にいながら契約できちゃったりもします。

まとめ

いかがでしたか? 
なんとなーく、うっすらわかったような気がする、と思えたら十分です。

数年前は携帯電話料金が高くて・・・なんて話題も多かったのですが、最近は、本当に安く便利にスマホが持てるようになりました。

以下の記事では、ちょっと前に話題になった通信会社の大規模障害対策や、災害対策にもなる上手な契約方法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

また、スマホデビューのお子様にもぴったりな、絶対におススメしたい安くて便利な契約方法を紹介しています。

頭の片隅に置いておくだけで役に立つ情報が満載です!

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この記事を書いた人

趣味はiPhoneと旅行・クルージング。日々忙しい小中学生ママのために、子育てに役立つ情報や、ママ世代が知っておきたい厳選した情報などをお伝えします。
「母」と「妻」としてだけでなく「私」の立場も大事にすることが、大切な家族を守ることにつながると信じている一児の母。

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