クルーズ船のWi-Fiパッケージは買うべき?ポケットWi-FiやプリペイドSIM、ローミングで対応できる?

今やほとんどのクルーズ船において、インターネットをするためにWi-Fiサービスが完備されています。上級客室や高級船のクルーズでは、料金に無料Wi-Fiが含まれていることがありますが、それ以外はインターネットパッケージという形でWi-Fiサービスが販売されていることがほとんど。

でもそのインターネットパッケージ、普段使っている回線よりもかなり高額です。そして、想像以上に低速・・・。

じゃあプリペイドSIMやポケットWi-Fiを持っていけば使えるんじゃない?とひらめいたそこのあなた。

実は、そう簡単なことでもないようです。

この記事では、クルーズ中のインターネット環境をどうするべきか悩んでいる方のために、クルーズ船におけるインターネット最適解を紹介します。

この記事を読んでわかること
  • インターネットパッケージ、買うべき!?
  • 携帯各社が提供しているローミングサービスってどう?
  • プリペイドSIMやポケットWi-Fiって使えるの?
  • クルーズ中のインターネット環境、最適解って?

また、以下の記事ではクルージング乗船前に必ずやらなくてはならない設定を紹介しています。

この設定を怠ると、高額請求の恐れが・・・!こちらで詳しく解説していますので、参考にしてくださいね。

目次

ストレスMAX?高額なのに低速なインターネットパッケージ

MSCベリッシマのインターネットパッケージは2種類。こちらの記事でも詳しく紹介しました。

MSCベリッシマで販売されているインターネットパッケージ(2023年現在)
Brouse cruise package

24時間$20(約¥2,815)程度。InstagramLINEなどのSNSやネットでの情報収集など、ライトユーザー向けのプランです。

Brouse Stream cruise package

24時間$30(約¥4,222)程度。上記に加え、YouTUBEなどの動画をストリーミングで楽しみたい方向けのプランです。

クルーズ船のインターネット回線は、衛星回線を利用するもの。通信の都度、2000キロも離れた通信衛星と経由して通信するため、実は高額なのに低速なんです。

気象条件や、衛生帯域幅の制限(船内での同時アクセス数による混雑加減)にも速度は左右されますが、いつもの光回線に比べるとかなり遅く、そして途切れまくる。

MSCベリッシマの衛星通信設備は最新と言われているにも関わらず、決して快適とは言えない環境です。

クルーズ中もいつものスマホが使える?スマホ通信大手3社の国際ローミングサービス

スマホ通信大手3社の国際ローミングサービスをチェックしてみました。

日本の基地局を離れることで国際ローミング扱いとなるパターンでは、普段使いとしては高額すぎて使いにくい印象です。渡航先によって提供される形態や金額も変わることも。

各社の内容を詳しく見ていきましょう。

ソフトバンク

ソフトバンクで用意されている船舶向けのプランは「海の上でも、いつものケータイが使える!船内ケータイ」と称したサービスを提供しています。

海の上でも、ご利用中の iPhoneiPad、スマートフォンなどがそのままご利用いただけるサービスです。船での旅行中も、通話やSMS、データ通信がご利用いただけます。 船内ケータイのお申し込みは不要です。世界対応ケータイにお申し込みされているお客さまは、そのままご利用いただけます。

引用:ソフトバンク

要するに、領海内では普段のスマホと同じように使えるけれど、領海を越えて公海に入った時点で「船内ケータイ」のサービスに自動的に切り替わるというもの。でもそれは例えば通話1分あたり発信650円/着信890円(202310月現在)、SMS送信1通当たり180円と、超高額。

データ通信をしたい場合は、テザリングも可能な海外あんしんプランを利用することで、24時間(3GB)980円で利用できるそうです。都度ローミングするのではなく、海外向けのプランを契約することで比較的安価に使えます。

ただし、 注意点として「日本周遊旅行でクルーズ船に乗船されている場合でも、公海を航行し、本サービスのご利用可能な区間となる場合があります。」と記載されているため、使える区間と使えない区間がありそうです。航行ルートを確認して、事前に問い合わせてみましょう。

au

auでは「au世界サービス」が提供されています。 

「船舶で使う(au世界サービス)」ページでは、利用しているスマホ機種を選択すると、機種情報に応じた対応サービスが検索できます。音声通話1分当たりの金額や、SMS1通当たりの金額などもわかります。

ちなみに5G対応のiPhone 15 (5G SA)では以下の結果になりました。現実的に使うのはちょっと難しそうです。

  • 〇 音声通話(1分あたり発信650円/着信800円)
  • 〇 SMS(1通当たり送信100円/受信0円)全角70文字まで
  • × データ通信

NTTdocomo

NTTドコモでは、船舶プランは見つけられませんでした。海外旅行の時と同様、国際ローミング扱いになるようです。

渡航先にもよりますが「世界そのままギガ(¥980/24時間)」や「世界ギガし放題(最大¥2,980/日)」などのプランが用意されています。

詳細はこちら → ドコモ(海外でスマホ・携帯電話をつかう)

プリペイドSIM・ポケットWi-Fiは使えない!?

では、事前にプリペイドSIMやポケットWi-Fiを契約して持っていくのはどうでしょう?  

自分で契約したWi-Fiなら、クルーズ期間中だけだしリーズナブルに済むんじゃない?

残念!海上では使えない

プリペイドSIMもポケット型Wi-Fiも、通信のしくみはいつものスマホと同じ。陸地にある基地局からの電波が届かない海の上では、残念ながら使えないのです。

海外寄港地でのネット環境はどうするのが正解!?

日本の寄港地では、いつも通りにスマホを使うことができますが、海外の寄港地では意図せず国際ローミングサービスで接続されてしまう可能性があります。海外寄港地では、海外対応のポケット型Wi-FiやプリペイドSIMが活躍します。

ポケット型Wi-Fi

電源を入れるだけで使えるポケット型Wi-Fi

一番人気は、海外WiFiレンタルのグローバルWi-Fi。株式会社ビジョンが運営する、海外WiFiルーターのレンタルサービスです。海外でも日本にいる時と同様にスマホ・PC・タブレットで快適にインターネットが使えます。世界30以上の通信会社と連携している強みを生かして高品質で低価格が実現されていて、人気があるのも納得です。

リーズナブルに使いたいなら、韓国WiFi無制限のGlobal Mobileがおすすめ。MSCベリッシマの寄港地としてよく挙げられる韓国全土で使用できる専用のポケットWiFiルーターで、1日890円で無制限で利用できます。10台まで接続OKなので、グループでの利用も可能なんです。受け取りは自宅や空港へ無料でお届け。帰国後にポスト投函で返却できるのでお手軽です。韓国のほかにも、アメリカハワイシンガポールなど、寄港地の国ごとにレンタルできるので、寄港地が多いクルージングでも安心です。

海外旅行へ年に2回以上行く方は、こちらの「ポケファイ」もおすすめ。世界を飛び回るパイロットからの圧倒的支持をうけている購入型のポケットWi-Fiです。使いたいときに使いたいだけ、電源を入れるだけで同一料金で世界100カ国以上の4G/LTE高速ネットにつながるというもの。契約や解約も不要、月額料金ゼロ。本体を購入してしまえば、必要な分だけパッケージを購入して使えます。例えば2年間有効の5ギガのパッケージなら約2000円。1ギガあたり約400円で使えるので、高コスパです。

プリペイドSIM

現地についてSIMを交換するだけのプリペイドSIM

おすすめは断然VOYAGEESIM。従来の物理的なSIMカードではなく、オンラインで購入できるプリペイドeSIMです。
eSIMだから、レンタルWi-Fiや通常のSIMカードに比べて圧倒的に便利。たったの3ステップですぐに使えます。

  • 購入
  • QRコードをスマホで読み込み
  • 通信を選択して設定

対象国は韓国・ヨーロッパ(42カ国)・台湾・ベトナム・タイ・マレーシア・シンガポールなど。今後はさらに対応国が増える予定なので、要チェックです!

海外の寄港地では無料Wi-Fiという手も

日本と同様、カフェやコンビニなど、無料Wi-Fiを完備している施設は意外と多くあります。店頭におなじみのマークが表示されているので見つけるのもカンタン。

日本での無料Wi-Fi利用時と同様にセキュリティ面での心配はありますが、クルージング中の未読メッセージの確認や寄港先の情報チェックなど、簡易的な利用には十分です。

クルーズ中のインターネット環境と過ごし方。最適解はこちら。

陸地に近ければ、電波が拾える

陸地に近ければ電波を拾えることができる可能性は高いです。

ただし、陸地の影が見えたからといって、すぐにスマホをオンにするのは危険! その陸地が日本でない場合、意図せず国際ローミングの扱いになり、後で高額請求なんてことも・・・!必ずアプリやテレビ(4ch)、船内のパネルなどで現在地をチェックし、その陸地が日本であることを確認してからにしましょう。

また船体は金属でできているため、日本の港に停泊しているなど陸地がすぐそばにあっても、キャビン内では電波を拾うことは難しくなります。

オープンデッキの陸地側が一番電波を拾いやすいので、キャビンでつながらないときは陸地の見える外に出てみましょう。

MSC for meアプリがあれば、なんとかなる!

広い船内、グループ全員が常に同じ行動をとるわけでもなく、嗜好によってみんなの居場所がバラバラになることは大いにあり得る話。 そんな時に、連絡手段がないのはやっぱり不便ですよね。

無料でダウンロードできる「MSC for me」アプリは、MSCベリッシマ内の無料Wi-Fiを利用することで便利に使える、必須のアプリ。

このアプリ、家族や船内で知り合った友人などとLINEアプリのようにチャット機能や使えるほか、イベントやショー、レストランの予約などができるんです。こちらの記事で詳しく紹介しています。

【子供はMSCアプリを使えない!?】乗船中に必須なこのアプリ、乗船前にあらかじめ乗船IDなどの個人情報をアカウントに登録します。ですが、未成年のアカウントではチャット機能は使えないのです。我が家の中学生は、朝起きたらすぐに船内でできた友達と待ち合わせて出かけ、深夜まで戻ってきませんでした。そんな時に使った裏技は、子どものスマホに登録するアカウントを同行した祖母のものにすること。祖母の顔写真のアカウントですが、チャット機能を使うには事足ります。祖母は常に他のだれかと一緒に行動していたためにできた苦肉の策ですが、便利に使えました。

事前にダウンロード!オフラインでも使えるサービス

常にイベントが目白押しのクルージングですが、一日中あちらこちらと動き回るのも疲れてしまうもの。そんなときは、カフェやバー、自室のバルコニーなどでゆったりまったり過ごすのも、クルージングの醍醐味です。

でも、スマホが使えないと暇を持て余しそう・・・

そんなあなたにおすすめなのは、スマホやタブレットがオフラインでも使えるサービス。  

1.「観るサービス」を使う

AMAZONプライムやUNEXTなどの動画配信サービスで、クルーズ前に動画をダウンロードしておくことで、船内でオフラインで観ることができます。

Amazonプライム

ダウンロード上限数は環境や容量などに左右されますが、著者の環境では24本のダウンロードが可能でした。保存期間は30日あるのでクルージングの目的には十分ですね。再生期限は再生開始から48時間。Amazonプライム会員であれば、プライムビデオを無料で観ることができます。まだ会員でない方は、こちらから。30日間の無料体験ができます。30日を過ぎるた後は月額600円と、安さが魅力。さらに学生なら月額300円と、格安で利用できます。会員になるとプライムビデオはもちろん、Amazon配送料が無料になったり、音楽の聴き放題や漫画や雑誌が読み放題になったりと、追加料金なしでたくさんの特典を受けることができます。まだ会員でない方はぜひ。すぐに元が取れるサービスのひとつです。

Amazonプライム会員の登録はこちらから。30日間の無料体験ができます  

UNEXT

ダウンロード数の上限は25本。再生期限は最長で48時間ですが、作品ごとに異なります。いったんログアウトしてしまうと、ダウンロードしたものが消えてしまうため、注意が必要です。 動画や電子書籍サービスだけで十分、という方はこちらを。31日間無料体験でき、その後は2,189円。動画の本数ならば300,000本以上、190誌以上の雑誌数と、豊富な作品数です。最新作の追加が早いのもU-Nextならでは。また、独占作品も豊富なので、他のサービスで配信されていないものも、UNEXTなら観ることができちゃうのも魅力のひとつです。

U-Nextの登録はこちらから。31日間の無料体験ができます

動画をダウンロードすると、スマホやタブレットの容量を使用します。ダウンロード後はそれぞれ再生期限があり、期限を過ぎると通信が発生してしまいます。また、容量は2時間物で低画質でも約1GB。高画質になると3GB程度使用することになるので、デバイスの容量と相談しながらダウンロードしましょう。  

2.「聴くサービス」を使う

こちらもAmazonのサービス、「聞く読書」のオーディブル

事前にダウンロードしておけば、Wi-Fi環境がなくても耳から読書ができてしまうというもの。

耳さえ空いていれば読書ができる、と最近はテレビCMでもおなじみになっています。30日間、12万冊以上が聴き放題の無料体験ができ、その後は月額1,500円。つまり、今体験を始めれば、クルージング期間中にお試しができちゃうってことです。

例えば、運動不足になりがちなクルージングの朝の散歩時や、眠れない夜に。

クルージング中にお試しして、どうしても合わなければ30日以内に解約できるので安心。

でも、数あるサブスクの中で、Amazonオーディブルは個人的に一番有用だと思っています。インプットしたいことが多すぎて本を選びきれない私も、空き時間に手を止めずに読書ができるオーディブルは、目からウロコな体験でした。

クルージングから帰ってからも、きっと役に立つオーディブル。この機会に、ぜひ試してみてほしいです。

Amazonオーディブルの詳細はこちらから

3.「読むサービス」を使う

前述したAmazonPrimeU-Nextでも雑誌や漫画を読むことができますが、さらに充実した読書を目的とするなら、AmazonKindle(Amazonキンドル)もおすすめ。200万冊以上が読み放題の、読むことに特化したサービスです。

こちらも初回30日間の無料体験ができるので安心。無料体験後は月額980円。もともとAmazonの会員だったらワンクリックで無料体験ができるのもお手軽です。

デッキで潮風を浴びながらコーヒーを片手に、タブレットやスマホの画面で雑誌をぱらぱらと眺める。時には海を見て目を休める・・・なんて優雅なひと時が過ごせますね。

AmazonKindleの詳細はこちらから

まとめ

クルーズ中のWi-Fi環境については気になる方も多いですよね。

この記事では、気になる船内販売のWi-Fi環境や携帯各社ローミングサービス、プリペイドSIMやポケットWi-Fiについて、まとめてみました。

以下の記事ではクルージング乗船前に必ずやらなくてはならない設定を紹介しています。

この設定を怠ると、高額請求の恐れが・・・!こちらで詳しく解説していますので、参考にしてくださいね。

船内Wi-Fiの詳しい金額などは、こちらの記事に記載しています。

こちらの記事では、実際にMSCベリッシマに乗船した記録をまとめています。2024年のクルーズ情報も載せているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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この記事を書いた人

趣味はiPhoneと旅行・クルージング。日々忙しい小中学生ママのために、子育てに役立つ情報や、ママ世代が知っておきたい厳選した情報などをお伝えします。
「母」と「妻」としてだけでなく「私」の立場も大事にすることが、大切な家族を守ることにつながると信じている一児の母。

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