今話題のMSCベリッシマに6泊7日で乗船してきました。
家族全員で楽しめるといっても、小さな子どもと高校生では楽しみ方も全くかわってきますよね。しかも、思春期を迎えた中学生や高校生。旅行に付いてきてくれるだけでも奇跡的!と思われる方も多いのでは?
我が家の中学3年生の一人息子。友達もいない、Wi-Fi環境もない船内で一週間も過ごせるか心配でしたが、帰るころには20人以上の同年代の子たちと仲良くなり、下船した今でも連絡を取り合ったり、同じ地域の子たちと会ったりして親交を深めています。
この記事では、乗船前になかなか知ることのできない、キッズクラブの様子や中高生が楽しめるティーンズクラブ、多感なお年頃の子どもたちが友達を作った方法など、MSCベリッシマに実際に乗船して感じた雰囲気を含めて、写真とともにをまとめました。
これから乗船される方のお役に立てれば嬉しく思います。
- キッズクラブの種類
- ひとり参加の中学生。友だちなんて本当に作れるの?
- どうやったら友達を作れる?
- 船の中なら夜遊びも安心?
- 仲良くなった友達同士で食事するなんてアリ?
キッズクラブは年齢に応じて種類がある
子どものための専用施設、キッズクラブ。子どものためのエンターテイメントスペースは充実しており、2018年と2019年には、「ベストファミリークルーズライン」にも選ばれたそうです。
乗船日当日には説明と登録の時間を設けているので、利用するかどうかにかかわらず登録だけでもしておくと後々スムーズ。船内新聞をチェックしましょう。
3歳までのベビークラブ
イタリアの老舗ベビー用品メーカーである「Chicco(キッコ)」と提携して作られたプレイエリアと設備。親が一人同伴し、一緒にChiccoのおもちゃやゲームで遊ぶことができます。また、MSCクルーズのベイビーケアスタッフに預けることもできるので、食事のときなども安心。
保護者同伴で遊べる「ベイビータイム」は9:00~22:00、スタッフに預ける「ベイビーケア」は午前中の1時間と、夕食時(17:30~19:00)に利用できます。当日の航行状態にもよるため、船内新聞で確認を。
今回の乗船では「ピザ生地の作り方を覚えておうちでも作ろう!」というイベントもおこなわれていました。
3~11歳が対象のミニクラブ・ジュニアクラブ
基本的に、子どもをスタッフに預けて遊ぶスタイルですが、イベントには家族も参加できます。
塗り絵やクラフトのほか、フェイスペイントや風船遊びボール遊び、クルーズ中に誕生日を迎えた友達を祝うバースデーディナー、ダンスパーティ、夜のプールサイドでみんなで映画を見るムービーナイトなどなど、盛りだくさん。スタッフに連れられて船内を移動し、友達同士でビュッフェでランチやディナーを食べる体験もありました。
一度行ったら帰りたくない!という子供もいるほど楽しめるキッズクラブ。
豊富なLEGOブロックで遊べるクラブ。LECOのイベントが終日行われ、家族で参加することもできます。
中学生対象のヤングクラブ・高校生対象のティーンクラブ
ヤングクラブ(12歳~14歳)とティーンクラブ(15歳~17歳)。子どもが集まるクラブなんて・・・って思わずにぜひ行ってみて。最新のゲーム機(任天堂スイッチ・プレステ・xbox)やミニ映画館、卓球台などの設備があり、一日いても飽きない場所だそうです。
また、人が集まってくると常駐しているスタッフが声をかけてくれ、ヤングクラブとティーンクラブを合体させてみんなで自己紹介しあったり、UNOでもりあがったり、卓球大会をしたりと難しいお年頃の子どもたちをまとめてくれます。
ひとり参加の中学生。友だちなんて本当に作れるの?
ずっと親と一緒に行動するのは、ちょっと避けたいお年頃の中高生。
でもそこは外国船。船の中では高校生でも未成年は「子ども」とみなされます。例えば、登録やボール貸し出し、プールスライダー利用には親のサインが必要だと言われることも。親子とも、クルーズカードを必ず持って行動しましょう。
同年代の友達を作りたいなら、ココ!
キッズクラブに入る前に、まず16階にあるスポーツプレックスに行ってみましょう。ここは、バスケットゴールのある体育館。ボールの貸し出しも行われています。
ボールは2個しかなく、1グループはバスケットコート半分しか使えない状態。しかも並んでいるのは、ほとんど母&子ども。そこで、並んでいる人たちで「一緒にやらない?」と声を掛け合い、子ども同士で遊んでもらいました。
その後みんなでヤング&ティーンクラブに移動すれば、もう仲間です。そのうち色んな国籍の子どももすこしずつ加わり、最終的には20人ほどの大所帯に。
我が家の中学生は「暇になったらクラブに行けば、誰かしら顔見知りがいる」という状態になり、2日目からはほとんど船でできた友達と過ごしていました。
仲良くなった友達同士で食事するなんてアリ?
2日目以降、ほとんど家族と行動を共にしなかった我が家の息子。朝起きて「じゃークラブ行ってくる」と出て行ったきり、戻ってくるのは日付が変わるころでした。
友達とボールで遊び、ビュッフェで昼食をとって午後はプールへ。スライダーを楽しんで小腹が空いたらビュッフェでピザをつまみ、ジュース代わりにフルーツを食べながらおしゃべり。夜も友達と食事した後は、ゲームや卓球をして過ごしていたようです。
ティーンズクラブのクローズは、なんと0時。毎日日付が変わるまで遊び歩いていましたが、スタッフも常駐しているので、クラブにいる限りは安心していられました。
また、中には日本人以外の同年代の子どもも多く、必然的に英語での会話に。学校で習った片言の英語でコミュニケーションが取れる子供たち、さすがです。
一日3食をともに過ごした友達とは色々な話をすることができ、最終日はみんなで涙の別れとなりました。
まとめ
キッズクラブの様子など、実際にMSCベリッシマに乗船してみないとわからなかったことも多くありました。今回は以下の情報をまとめた記事になっています。
- キッズクラブの種類
- 一人参加の中学生。友だちなんて本当に作れるの?
- どうやったら友達を作れる?
- 船の中なら夜遊びも安心?
- 仲良くなった友達同士で食事するなんてアリ?
また、著者キリコが、2023年夏にMSCベリッシマに乗船したまとめ記事はこちら。乗船前の手続きから下船まで、写真付きで詳しく解説しています。カジノやキッズクラブなどの設備や、気になるWi-Fi事情、2024年のクルーズ情報など盛りだくさん!ぜひチェックしてみてくださいね。
今回載せきれなかった、乗船前に知っておきたい情報はこちら。
そもそもクルージングって?という方はこちら。初めてのクルージングに向けた基礎知識や料金設定、気を付けたい落とし穴などの情報が満載です。
一般的なクルージングで知っておくと便利な事前準備や持ち物、船内の過ごし方などを詳しく解説している記事はこちら。